リノベーションプロセス

川の上・百俵館は「プロセスの共有」を重視しながら改築が進められました。百俵館のコンセプト構築にあたり、住民および建築・ブランディング・ランドスケープ・照明・ライターなどの専門家が主体的となってワークショップを実施し、「居場所」「教育」「暮らし方」という3つのコンセプトが生み出されました。また、農協倉庫のリノベーションにあたり、漆喰塗、ペンキ塗り、敷石、焼き杉板づくりなど、地元の職人の指導を受けながら多数の地域住民やボランティアに建築プロセスに関わってもらうことにより、自分たちがつくった場所としての意識を創出することを目指しました。建築プロセスに関わった住民やボランティアは、延べ300人を超え、開館後も自分たちがつくった場として活用しています。地元住民が主体的に運営に関わり、知った顔がいることによる安心感の創出を出すことを心がけています。